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FlashDvelopでAndroidデバッグをWiFi接続で行う方法

Windows における Haxe OpenFLによるアプリ開発環境の構築方法とAndroidデバッグを行う方法についてです。

Windows で Haxe OpenFL におけるアプリ開発環境を構築するにあたり、エディタとしては FlashDevelop 、あるいは HaxeDvelop を使用するのが賢明です。

Linux と違い、Windows なら、FlashDevelop を構築するのに何の苦労もいりません。

Haxe をインストール
FlashDevelop にしろ、HaxeDevelop にしろ、まずは Haxe をインストールします。
https://haxe.org/

Windows 用のインストーラを持ってくればスムースにインストールが完了します。

気を付けなければならないのは、Haxe の抽象レイヤーの lime のバージョン 5.2.1 は、Haxe 3.1.3 と互換性がないので(バージョン3.2.0以上が必要です)、とりあえず最新の Haxe 3.4.2 をインストールしましょう。

FlashDvelopでは 3.1.3 を推奨してるっぽいですが・・・。

NET Framework も必要ですが既に何らかのタイミングで備わっている場合が多いはずです。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=17851

lime をインストール
Haxeのインストールが完了したら、Windowsのコマンドプロンプトを起動して lime のインストール、セットアップを行います。

カレントディレクトリはどこでも構いません。

ここでは単純にコマンドプロンプトを起動させた初期フォルダ C:\Users\ユーザー名 を起点にコマンドを実行していきます。

lime をインストールします。
haxelib install lime

lime をセットアップします。
haxelib run lime setup

続いて OpenFL をインストールします。
lime install openfl


サンプルプロジェクトを実行する
サンプルプロジェクトを置く場所は任意で好きなところを選べばよいのですが、ここでは、コマンドプロンプトを起動させた初期フォルダ C:\Users\ユーザー名 の中に app というフォルダを作成してその中に各プロジェクトを入れていきます。

app というフォルダを作成
mkdir app

サンプルプロジェクトのリストを表示させます。
lime create openfl

サンプルプロジェクトのリストが表示されます。
You must specify a template when using the 'create' command.

 Usage: lime create library:project "com.package.name" "Company Name"
 Usage: lime create library:sample "OutputDirectory"
 Usage: lime create extension "ExtensionName"

 Available Samples: openfl

  - ActuateExample
  - AddingAnimation
  - AddingText
  - DisplayingABitmap
  - HandlingKeyboardEvents
  - HandlingMouseEvents
  - HerokuShaders
  - PiratePig
  - PlayingSound
  - SimpleBox2D
  - SimpleOpenGLView
  - HerokuShaders
  - SimpleAudioExample
  - SimpleOpenGL

サンプルのリストの中から PiratePig をインストールしてみます。
lime create openfl:PiratePig

これで C:\Users\ユーザー名\app フォルダ内に、サンプルプロジェクト PiratePig がインストールされました。

サンプルプロジェクトをビルドする
lime build PiratePig neko

エラーメッセージが表示されなければビルド成功です。

サンプルプロジェクトを実行
そのまま cd で PiratePig フォルダ内に入り、
cd PiratePig


lime test neko

とか
lime test flash

とかすると実行されます。

そのほか、C:\Users\ユーザー名\app\PiratePig\Export\windows\neko\release\bin 内に PiratePig.exe という実行ファイルが作成されていますので、ダブルクリックしてアプリを実行させることもできます。

Haxe OpenFL による Android デバッグ設定
Android のセットアップ中 Android SDK、Android NDK、Java の JDK のインストールが促されます。

既に入っているならパスをメモ帳などにコピーしておきましょう。

Java の JDK はコマンドラインからインストールせず、予め Oracle のサイトから JDK 32bit 版をインストールしておいてください。

JDKについて
JDK(Java Development Kit)とは、Java アプリケーションを開発するにあたり、必要となるソフトウェアがパッケージ化されたものですが、JDKに関しては、現在、バージョン 8 が最新バージョンなので、JDK バージョン 8 32bit をインストールしました。

実行環境
Windows1064bit
Haxe3.4.2
lime5.2.1
JDKv8 32bit

JDK は、ご使用の PC が 64bit であったとしても、32bit版の JDK をインストールします。

Android SDKについて
Android SDK(Android Software Development Kit)とは、Android アプリを開発するにあたり、必要となるソフトウェアがパッケージ化されたものですが、何らかの理由で既にコンピューター内に Android SDK が存在するなら、そこまでのパスをメモ帳などにコピーしておきます。

Android NDKについて
Android NDK(Native Development Kit)とは、Android アプリで C および C++ コードを使用できるようにしたり、独自のソースコードのビルド、あるいは事前にビルドされた既存ライブラリを活用する際に必要となるものです。

Androidoセットアップを実行する。
lime setup android

既に手元にあり、ダウンロード不要なものについては n で応えていきます。

途中、SDKマネージャーが立ち上がりますので、デフォルトで選択されている項目の中に、USBドライバが含まれていることを確認したうえでインストールを開始します。

ダウンロードが終了すると出力先を訊いてくるので、特別な事情がない限り、デフォルト表示のまま Enter で OK です。

パスを訊いてきたら、予めメモ帳にコピーしておいたパスを見ながら各パスを入力します。

C:\Development\Android SDK(デフォルト表示のままEnter)
C:\Development\Android NDK(デフォルト表示のままEnter)
C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_80(貼り付けてEnter)自動的に認識されて表示されるかも)
で完了です。

コマンドプロンプトからのインストールが終了したら、Windowsシステム環境変数で Android SDK 、adb 、Java JDK までのパスを通します。

adb(adb(Android Debug Bridge)は、平たく言うと、コンピューターとアンドロイド端末を接続してコマンドラインから通信を行う際に必要となるツールで、上記の手順でインストールした場合、C:\Development\Android SDK\platform-tools の中に含まれています。

PCアイコンを右クリック、プロパティ、システムの詳細設定、環境変数と進み、システム環境変数側で新規をクリック、変数名 → ANDROID_HOME 、変数値 → C:\Development\Android SDK として OK をクリック。

同様に新規で、変数名 → JAVA_HOME 、変数値 → C:\Program Files (x86)\Java\jdk1.7.0_80 として OK をクリック。

こんどは、システム環境変数の一覧から Path をダブルクリック、

新規で %ANDROID_HOME%\platform-tools を追加。

同じく新規で C:\Development\Android NDK を追加して完了です。

作成済みのサンプルプロジェクトの PiratePig を Android でデバッグしてみます。

アンドロイド端末の開発者向けオプションでデバッグを有効にします。

アンドロイド端末の「設定」、「端末情報」、または「タブレット情報」とタップしていき、「ビルド番号」を7回タップすると「開発者オプション」の項目が表示されるので、その中からUSB デバッグを有効にします。

ついでに、後々、行う、USB ケーブルを使わない、WiFi接続によるデバッグ設定を考慮し、アンドロイド端末のIPアドレスを調べておきます。
(設定 → 端末情報 → 機器の状態 とかで判るはずです)

USB ケーブルでアンドロイド端末と PC を繋いだ状態で、コマンドプロンプトから下記のようにコマンドをタイプして Enter 。
adb tcpip 5555

TCP モードに切り替えます。

続いて予め調べておいたIPアドレスを含めて下記のようにタイプして Enter 。
adb connect IPアドレス

これで完了です。

あとは USB ケーブルを外し、試しにコマンドプロンプトから下記をタイプし Enter 。
adb devices

下記のように表示されれば成功です。
List of devices attached
IPアドレス:5555       device

通常の USB モードに戻したい場合は、
adb usb

とタイプするか、あるいは、アンドロイド端末を再起動すれば、おのずと解除されます。

サンプルプロジェクトを実行
せっかくなので cd で PiratePig フォルダ内に入り、
cd C:\Users\ユーザー名\app\PiratePig

アンドロイドデバッグを実行してみましょう。
lime test android

しばらく時間がかかった後、アンドロイド端末にアプリが画面が表示されれば成功です。

このままの設定で、FlashDvelop や HaxeDvelop からワイヤレス接続による Android デバッグが可能となります。
アンドロイドデバッグ